四国電力「承服できない」伊方3号機停止、不服申し立てへ

2020/1/17 18:45 (JST) 共同通信 WEB

20200117-17007101-ehime-000-2-view.jpg広島高裁の仮処分決定を受けて四国電力は17日、高松市の本店で記者会見し、西崎明文常務は「長期間、高度で専門的かつ厳正な審査を経て世界最高水準の基準をクリアしている。

再びの停止決定は極めて遺憾で、到底承服できない」と強調した。

西崎常務は「これまで複数の訴訟で、丁寧に主張や立証してきた」とし「一刻も早く停止決定を取り消してもらえるよう不服申し立てをする」と語気を強めて繰り返した。

広島高裁から四国電の活断層の調査が「十分ではない」と指摘された点について、黒川肇一原子力部長は「不十分な調査をし、原子力規制委員会に審査をしていただいたわけではない」と反論した。

関電原発ストップを市民らが要望 筆頭株主の大阪市に

2020/1/16 17:54 (JST) 共同通信 WEB

origin_1.jpg関西電力役員らの金品受領問題を巡り、原発に反対する関西の市民団体などでつくる「避難計画を案ずる関西連絡会」は16日、筆頭株主の大阪市の担当者と市役所で協議し「関電に原発運転は任せられない。

市として運転を止めるよう意見表明すべきだ」と要望した。


連絡会は昨年11月、金品受領問題の徹底究明を政府や国会に求めるよう、市に要望書を提出。市側が同12月、「第三者委員会で全容が明らかにされるべきだ」と文書で回答していた。

 この日の協議は連絡会側の出席者11人が、市側に文書の補足説明を求めた。

市は2012年から株主提案で脱原発を関電側に求め続けていることなどを伝えた。

3月までの着手困難 福島第一原発1号機内部調査

2020/01/15 08:23 福島民報 WEB

キャプチャ.PNG東京電力福島第一原発1号機からの溶融核燃料(デブリ)取り出しに向けた重要作業となる原子炉格納容器の内部調査は、東電が計画していた二〇一九年度内に着手できず、開始が二〇二〇(令和二)年度以降にずれ込む見通しとなった。

調査は格納容器底部にある堆積物を採取して成分や形状などのデータを得るのが目的だが、ロボット投入に向けた準備作業を三月までに終えるのが困難になったとみられる。
 東電の計画では、原子炉格納容器の外側と内側の扉に研磨剤を混ぜた高圧水を当て、穴を三カ所ずつ開ける。外側扉の三カ所の切削を終え、昨年六月に内側扉の一カ所目の穴開けに取り掛かった際、放射性物質を含むダストの濃度が一時的に上昇し、それ以降の作業工程の大半を中断していた。ダスト濃度測定などの準備が整ったとして、東電は十四日、穴を開ける作業を一部再開した。

今回の作業では直径約二十一センチの穴の四割程度を十日間ほどかけて開け、ダスト飛散を抑える作業方法を確立するためのデータを取得する。
 内部調査に移るためには今後、残る部分の切削と、あと二カ所の穴開けが必要になる。さらに、ロボットを格納容器内に投入するための進入路の構築、監視用カメラやダスト測定器の設置、遠隔操作するロボットの動作確認などの準備作業が控えており、投入までには少なくとも数カ月を要するとみられる。

 1号機の内部調査には潜水機能付きボート型ロボットを投入し、汚染水の水面付近を移動させながらカメラで全方向を撮影して格納容器内部の全体像の把握を目指す。水中にある堆積物の立体的な形状や厚さを測定するほか、少量を試料として採取する。燃料由来の成分が含まれているかどうかなどを詳細に分析し、将来のデブリ取り出しに生かす。

 1号機の内部調査を、東電は当初、二〇一九年度前半の着手を計画していたが、ダスト飛散防止対策などのため二〇一九年度後半に延期するとしていた。

伊方、MOX燃料初の取り出し トラブルで遅れ

2020/1/14 12:45 (JST) 共同通信 WEB

https___imgix-proxy.n8s.jp_DSXMZO5328362012122019LA0001-1.jpg四国電力は13日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の定期検査で、プルサーマル発電で使用したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を取り出した。

四国電によると、本格的なプルサーマル発電でMOX燃料を取り出したのは全国初で、時間は午後11時57分。

 13日午前0時ごろ取り出し開始予定だったが、12日に核燃料取り出し準備の作業中、原子炉容器上部で燃料を固定している装置を引き上げようとした際、制御棒1体が一緒につり上がるトラブルがあり、原因を調べるなどして遅れていた。

伊方原発 核分裂反応抑える「制御棒」1体を誤って引き抜く

2020年1月12日 22時25分 NHK WEB

無題.png定期検査中の愛媛県伊方町にある伊方原子力発電所3号機で、12日、核分裂反応を抑える「制御棒」1体を誤って引き抜くミスがあり、四国電力は原因を調べています。

四国電力によりますと、伊方原発3号機で12日午後、核燃料の核分裂反応を抑える役割がある「制御棒」48体のうち1体が原子炉から引き抜かれるミスがありました。

監視カメラで作業員が気付き、原子炉に戻しましたが、およそ7時間1体が引き抜かれた状態が続いたということです。

四国電力によりますと、この間、原子炉内で核分裂反応が進むことはなく、作業員らに被ばくはなかったとしています。

定期検査中の3号機では、当時、核燃料を取り出すため、原子炉のふたを開けて、制御棒を固定する構造物を引き上げる作業中だったということで、このとき構造物に制御棒1体が付いたまま、原子炉から引き上げられてしまったということです。

事前のチェックでは問題はなかったということで、四国電力では原因を調べています。

新成人、解体の母校に別れ 原発事故被災の福島・富岡

2020/1/12 16:57 日経 WEB

9.jpg東京電力福島第1原発事故による避難指示区域が残る福島県富岡町で12日、成人式が開かれ、約40人の新成人が参加した。

事故当時小学5年だった新成人は式典後、事故後に使われなくなり、2月に解体が始まる小学校を訪問、思い出の校舎との別れを惜しんだ。

町教育委員会によると、事故で全町避難した富岡町には当時、小学校が2校あった。同町は2017年、一部で避難指示が解除されたが、避難先から戻らない児童が多いため、2校は中学校の校舎を利用して集約する形で18年に再開。2校舎は解体が決まった。

新成人はそれぞれ通学していた学校を訪れた。富岡第二小では晴れ着姿で友人と記念写真を撮ったり、思い出話をしたりしていた。事故以来、初めて訪れた同県いわき市の会社員、田中健太さん(20)は「使われなくなった校舎を見ると寂しくなったが、9年ぶりに会えた友達がいたのはうれしかった」と話した。〔共同〕

原発事故で一時全域に避難指示の福島 浪江町で成人式

2020年1月11日 18時39分 NHK WEB

8.jpg東京電力福島第一原発の事故で、一時、全域に避難指示が出された福島県浪江町で成人式が行われ、事故当時、小学5年生だった新成人たちが久しぶりに町で再会しました。
浪江町は3年前に、原発事故による避難指示が町の面積の約20%で解除され、事故後、町内で成人式が行われるのはことしが3回目です。

ことしの新成人は、原発事故が起きた時は小学5年生で、成人式には全体の3分の1に当たる61人が出席しました。

式では新成人の代表で、東京大学で学んでいる金山裕生さんが誓いのことばを述べ、「震災後避難を余儀なくされましたが、浪江での経験や人とのつながりが今の人格を形成していると思います。いつか浪江に帰って暮らしたいと思っていますし、社会人になっても復興に携わっていきたいです」と語っていました。

新成人たちは原発事故のあと避難し、各地の学校に通ったため、久しぶりに再会を果たした人も多くいました。

茨城県で家族と暮らしている女子大学生は「ふるさとで成人式を迎え、久しぶりに多くの友人と会うことができて大変うれしいです」と話していました。

体に障害があり、津波に襲われた学校から、車いすで同級生たちと避難した男子大学生は「多くの人に支えられて無事成人式を迎えられました。将来は福祉関係の仕事に就きたいです」と話していました。