40年超の原発 工事完了に遅れ

04月01日 07時04分 NHK WEB

images.jpg関西電力は福井県にある高浜原子力発電所1号機など40年の運転期間を超えて再稼働を目指している3つの原発について、現場での作業事故が相次いでいることから再稼働に必要な安全対策工事の工程を見直した結果、工事の完了時期が2か月から4か月程度遅れる見通しになったことを明らかにしました。

これは31日、高浜原発の木島和夫所長が福井県の高浜町役場を訪れて町の幹部に明らかにしたものです。
このなかで、木島所長は、3月13日に高浜原発でトンネル工事にあたっていた作業員がトラックにはねられて死亡した事故について、「今回の事故を深く反省し再発防止に努めるとともに作業の工期に余裕を持たせたい」と述べました。

そのうえで、40年の運転期間を超えて再稼働を目指している県内の3つの原発について、必要な安全対策工事の工程を見直したことを報告しました。
その結果、各原発の工事の完了時期は、▽高浜原発1号機がことし5月から9月に、▽2号機が来年1月から4月にそれぞれ後ろ倒しになるほか、▽美浜原発3号機もことし7月から9月になるなど、当初の予定より2か月から4か月程度遅れる見通しになったということです。

国内の原発は、運転期間が原則40年に定められていますが、国からの認可を得て最長20年の延長が認められていて、福井県内ではこれら3基で許可を得た上で安全対策工事が進められています。

原発の処理水放出をIAEA支持 日本の小委提言は実行可能と評価

2020/4/2 20:52 (JST)4/2 21:03 (JST)updated 共同通信 WEB

https___imgix-proxy.n8s.jp_DSXMZO5243900021112019I00001-4.jpg国際原子力機関(IAEA)は2日、東京電力福島第1原発の処理水は海や大気に放出するのが現実的だとする日本政府小委員会の提言を支持する評価報告書を公表した。

「二つの放出方法は技術的に実行可能だ」としたほか、廃炉作業完了までに処理水の処分を終えるとの目標についても「達成できる」との見方を明らかにした。

処理水の保管タンクを増設するための敷地拡大などが難しいとして小委提言が保管継続を採用しなかった点は「見解を同じくする」と評価。処分方針については「安全性を考慮しつつ、全ての利害関係者の関与を得ながら喫緊に決定されるべきだ」と助言した。

定検作業2重に点検 伊方原発、専門チーム設置へ トラブル対策の一環

2020年04月01日09時19分 愛媛新聞 WEB

https___imgix-proxy.n8s.jp_DSXMZO5486463025012020000003-1.jpg四国電力は1日、四電伊方原発(愛媛県伊方町)に定期検査の作業計画の妥当性などをチェックする専門の準備チームを設置する。

定検作業中の1月に相次いだトラブルを受けた対策の一環

今後、人員配置を定める保安規定の改訂を原子力規制委員会に申請し、許可を得て正式に発足させる。

原発審査ネットで実施へ、コロナ対応で規制委

2020/3/27 14:00 日経 WEB

20200226-00010007-abema-000-2-view (1).jpg原子力規制委員会は27日、新型コロナウイルスの東京都内での感染拡大を受けて、原子力発電所などの安全審査をインターネット上で実施すると発表した。電力会社側の準備に時間を要するため、30日の週は審査会合を開かない見通しだ。4月10日までの措置だが、感染拡大が続けば、原発の審査にも悪影響が出かねない。

これまでは規制委が入る都内のビルに電力会社の担当者を招き、原子力規制庁の職員と対面で議論する形で審査会合を開いていた。一般傍聴者や報道機関にも公開し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継してきた。

感染を防止するため、規制委のビルには集まらず、電力会社との議論をネット上で実施する。審査の様子はこれまで通りユーチューブで視聴できるようにする。

規制委員5人が週に1度集まって最終的な意思決定をする定例会などはこれまで通り開催するが、一般傍聴者は受け入れない。規制庁職員は30日から原則的に在宅勤務とする。

いずれも4月10日までの措置だが、感染拡大の状況によっては延長する可能性もある。審査会合を開けない期間が長引いたり、ネット上での議論が順調に進まなかったりすれば、原発の再稼働審査にも影響が及ぶ恐れがある。

東電「安全より経済優先せず」3原発の保安規定変更

2020/3/30 21:36 (JST)3/30 21:47 (JST)updated 共同通信 WEB

キャプチャ.PNG東京電力は30日、福島第1と福島第2、柏崎刈羽(新潟県)の3原発について、安全管理のルールを定めた保安規定に「第1原発の廃炉をやり遂げる」「安全性より経済性を優先しない」ことなどを盛り込み、原子力規制委員会に変更申請した。

 内容は東電の小早川智明社長が2017年、柏崎刈羽6、7号機の再稼働に向けた審査の中で確約した7項目。規制委が当時、合格の前提として保安規定に記載するよう求めていた。今後、内容が妥当かどうか確認する。

確約表明から2年半以上かかったが、東電は「7項目以外を含め、全般的に検討していた」と具体的な理由を説明しなかった。

桜並木が雪化粧、福島・夜の森 避難指示が一部解除に

2020/3/29 15:04 (JST)3/29 15:05 (JST)updated 共同通信 WEB

origin_1.jpg桜のトンネルとして知られ、開花が始まった福島県富岡町の夜の森地区にある桜並木に29日、季節外れの雪が降り積もり、雪と桜の共演を楽しむ人の姿がみられた。

 桜並木は、東京電力福島第1原発事故のため大部分で立ち入りができなかったが、10日に町の避難指示が一部解除され、入れる範囲が広がった

スマートフォンで撮影していた同町の団体職員山根麻衣子さん(43)は、新型コロナウイルスの影響で桜まつりが中止になったため、楽しみにしていた人向けに会員制交流サイト(SNS)で配信するという。「雪が降る桜並木は珍しく、幻想的な光景だ」と話した。

原発、抜き打ち検査可能に 試される検査官の力量 4月から新制度

2020年3月28日 16時01分(最終更新 3月28日 16時01分 毎日新聞 WEB

キャプチャ.PNG原子力規制委員会は4月、原発の新たな検査制度を始める。これまでは電力会社に日時や内容を事前に伝え、決められた項目を確認する「チェックリスト方式」だった。だが、国際原子力機関(IAEA)の改善勧告を受け、検査官が自由に立ち入る「フリーアクセス方式」に改める。抜き打ち検査も可能になる。

「原発の制御室で警報が出ているのに検査官は注意を払わず、チェックリストに従って制御盤を確認していた」。2016年にIAEAの評価チームがまとめた報告書では、規制委の検査の硬直ぶりが指摘されている。

 現在実施されている定期検査や使用前検査は、内容や頻度が法令で決まっている。このため、電力会社は事前準備し、検査官は合格を前提に項目をチェックしているのが実情だ。