女川町議会、来月にも原発再稼働の是非 請願・陳情の扱い決定

2020年08月04日火曜日 河北新報 WEB

001_size4.jpg東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働を巡り、賛否双方の団体から女川町議会に出されている請願・陳情計6件について、原発対策特別委員会の宮元潔委員長は3日、「お盆明け早々に次回の特別委を開いて討論と採決を行う」と述べた。

町議会が9月3日開会予定の定例会で再稼働の是非を表明する見通しが濃厚となった。

 3日にあった特別委終了後の取材に答えた。町議会の意思表明は、東北電の安全協定に基づき申し入れがあった「事前協議」への回答に関し、須田善明町長の判断に影響を与える。

 宮元委員長によると、次回の特別委は今月中旬の予定。委員長を除く10人で採決し、結果を9月定例会にも報告する。

3日の特別委では提出済み6件のうち、早期の再稼働を求める陳情3件を審議した。

委員からは「陳情者が経済的に追い詰められている現状を理解するべきだ」「再稼働による経済波及効果は期待できるものなのか」といった意見が出た。

 宮元委員長は取材に対し「審議を重ねた結果、意見は出し尽くされた」と述べ、採決時期が迫っているとの認識を示した。
 町議会には3月以降、再稼働反対の請願2件、再稼働を求める陳情4件が提出されている

「震災伝承館」9月20日開館 コロナで遅れ、世代超え教訓発信

2020/8/4 09:05 (JST) 共同通信 WEB

2020080477700_0.jpg東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記録施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」は9月20日、双葉町中野に開館する。

県が収集した資料の展示や「語り部」による講話、大型スクリーンでの映像放映などを通じ、未曽有の複合災害の記録と教訓を国や世代を超えて継承、発信する。

県と指定管理者の福島イノベーション・コースト構想推進機構が3日発表した。

施設は地上3階建て(延べ床面積5256平方メートル)で、震災・原発事故を時系列に沿って伝える六つのゾーンで構成。導入部分の「プロローグ」では7面の大型スクリーンを使い、震災前の様子から震災と原発事故の発生、避難生活を経て復興へ歩む姿などを表現する。

研修機能も備え、復興の歩みを発信する本県独自の旅行企画「ホープツーリズム」の受け入れにもつなげる。

伊方原発の定期検査再開を容認 愛媛知事、条件付きで四国電に

2020/8/3 13:37 (JST)8/3 16:06 (JST)updated 共同通信 WEB

8.jpg愛媛県の中村時広知事と四国電力の長井啓介社長は3日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)でトラブルが相次いだ問題を巡り、県庁で会談した。中村知事は停止している定期検査の再開について条件付きで容認する考えを長井社長に伝えた。

中村知事は容認の条件として、根本的な原因を継続して調べ、安全性の確保や県民の信頼回復に努めることなど7項目を要請。長井社長は「真摯に全力で取り組む」と同意した。

会談後、長井社長は記者団に「準備が整ったものから順次再開していく」と述べた。

 伊方3号機では1月6~25日に誤って制御棒を引き抜くなど4件のトラブルが発生した

高浜原発3号機、運転不可に テロ対策設備、未完成も期限迎え

2020/8/3 00:00 (JST)8/3 00:11 (JST)updated 共同通信 WEB

ダウンロード.jfif関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)は3日、テロ対策設備「特定重大事故等対処施設」(特重施設)が未完成なまま施設の設置期限日を迎えた。

同機は検査のため停止中だが、特重施設が完成するまで運転を再開できなくなる。

関電は12月の施設完成と再起動を目指し工事を進めるとしている。


 特重施設は新規制基準で新たに設置を義務付けられた。

原発本体の工事計画認可後5年以内の設置が必要。

国内では運転中だった九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が、施設未完成のまま期限を迎え、それぞれ今年3月と5月に停止した。

UAE、原発稼働に成功 アラブ初、安全懸念も

2020/8/1 21:54 (JST)8/1 22:07 (JST)updated 共同通信 WEB

aeb5cf2ace2f1cd9d0c6aa3d776f65191-e1582014832992.png【ドバイ共同】アラブ首長国連邦(UAE)の国営通信は1日、西部ブラカ原子力発電所の1号機の稼働に成功したと伝えた。

原発稼働はアラブ諸国で初。UAEの規制当局は厳格な安全対策を行うと強調するが、不安定な中東情勢の中、原発が攻撃やテロの対象となれば甚大な被害が出かねず、安全管理への懸念は根強い。

ブラカ原発はアブダビの西約270キロに建設された。

ペルシャ湾を挟みイランの対岸に位置し、イランと敵対するサウジアラビアとの国境にも近い。

サウジでは昨年9月、石油施設が無人機の攻撃を受けた。

伊方原発の定期検査、再開容認へ 町長、四国電力の報告に理解

2020/7/31 20:41 (JST) 共同通信 WEB

view0033672924.jpg定期検査中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で今年1月、制御棒を誤って引き抜くなどのトラブルが相次いだ問題で、高門清彦伊方町長は31日、県庁で中村時広知事と会談し、原因分析と再発防止策をまとめた四国電の報告書に関して「伊方町としては理解する」と伝えた。

高門町長は会談後、記者団の取材に応じ、停止している検査の再開を「条件付きで認めることになるだろうと思う」と話した。

中村知事は会談の中で「事業者に緊張感を欠くことのないよう言い続けることが極めて重要だ」と述べた。

中村知事も近く報告書について考えを示す場を設け、再開を容認するかどうか伝える。

東電、9月にも処理水再浄化試験 福島第1原発、高濃度の2千トン

2020/7/30 20:57 (JST) 共同通信 WEB

lif1810010042-p1.jpg東京電力は30日、福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水のうち、トリチウム以外の放射性物質も高濃度で含む約2千トンの再浄化試験を9月にも始めると発表した。

来年1月ごろまでかけて、トリチウム以外の濃度が国の基準値以下に低減するか確認する。

再浄化は2週間ほどで済むが、放射性物質の分析に数カ月かかるという。

東電は多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化処理しているが、トリチウムは取り除けず、敷地内のタンクに約120万トンたまっている。このうち約7割には、設備トラブルや吸着材の交換頻度不足のため、ヨウ素129なども基準を超えて残っている。